・select page to...・
[indeX]
[about]
[EVENTs] |
[Elfish Co.]
小 説
フォーチュン・ツリーをさがして(1) -2010年 A6,268頁(小説)
『縁結びの樹』−フォーチュン・ツリー。
その樹は長く忘れ去られたままだった。とある噂と共に。
「『縁結びの樹』、探してみない?」
だんだんと親しくなり始めた頃合いに、意味深に呟かれた彼女−長谷川遥佳(はせがわはるか)の言葉。
今はもう無くなったという『伝説の樹』。彼−櫻井賢八(さくらいけんや)は僅かな手がかりからその樹を調べ始めるが、その中で行き着いたのが彼女自身が巻き込まれたある『事件』との関わりだった。
届かない彼女の過去への思いの中、賢八が遭遇するのは【読めない文字】【不可思議な祝詞】。
自らの畏れと迷いを、断ち切るために。彼はその謎と対峙する−
既作『旧日の縁』に登場した挿話を別の視点から描いたストーリー。あの場所も、あの人物も。この世界と交叉し奥行を深くする。
登場人物絵&挿絵です。クリックで大きくなります。
<製本について>実物はこんな感じに仕上がりました。
表紙は色上質、アイボリーにスミ一色。普通の文庫本のイメージですがこれはこれで良い雰囲気だと想います。それにカバーをかけると市販品さながらの出来に。…変に市販品ぽいとこれはこれで気恥ずかしいものがあるのですが。電車の中でもそう恥ずかしくない程度には出来上がったと思います(表紙隠すカバーつけなさいて)
挿絵は、ちょっと「枳の庭」とかに比べるとコントラストが弱かったです。無意識に「はっきり絵を出そう」という気が働いたかな。もう少し陰影のメリハリを付けてもよかったと思う。白トビがないので見やすくはありますね。
文字も、文字数の割に見やすいと思います。ノド部分までぎっしりなのでしっかり開かないと読めないですが……('A`)