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冊 子
.Connection Timed Out. (コネクション・タイムド・アウト) -1998年 A5,36p?
1998年?月 初版発行(頒価 310円)※現在入手不可能
この作品は厳密には「セピアオペラ」以前のものです。が、homepageも含めて創作では「ファンタジー」一辺倒だった自分にとって、「現代モノ」で作品を作った時点で転換点ともいえます。1998年の作品。A5サイズの30ページ未満のマンガで、値段は鮮明に記憶していて310円。200部作成。当時、自分としては200部というのは「それ未満にすると単価が高くなって売値がキツいし、それ以上は到底売り抜けられない」という「譲れない一線」でした。…今も大差ないけど。
※販売部数で印刷代を割ったら300円とちょっと。で、自分のモットーとして「単価で赤字は出したくない」というのがあって、310円。10円くらいなら皆持ってるだろうと思いましたが…正直迷惑な値段だったと思います(^_^;;。
ちょうどこの頃、自分的には1996年に大学を卒業して上京。「一人暮らし」「慣れない東京」「社会人生活」etc...慣れないこと・初めてのことの連続で、やたらと寂しかった記憶があります。上京直後は大阪で描き始めていたファンタジーマンガのネームも進めていたし、一部描き直しも始めていました(これは今でも原稿残してる…)。そんな中で作風が明らかに変わったのは、この「人恋しさ」だったんじゃないかと思います。
この「人恋しさ」が「懐かしさ・暖かさ」に回帰したカタチで。卒業間際の男(就職して大学を去る)女(院に進んで大学に残る)の主人公二人の「すれ違い」と「でも、つながってる感じ」というのを、大学の研究室めいた雰囲気やネットにつながったPCで表現したつもりです。今となっては陳腐かもしれませんが、当時eメールは「なんともいいかげんなようで、素早くて、簡単につながりが確認できる」ツールでした。
今「小説が好き」と言ってくれる人が、実はこの「Connection〜」を持っていたりします。驚きです。でも作風の始まりはやっぱりこれで、そういう意味ではやっぱりプレ「セピアオペラ」だと思います。
原稿も残ってるし、ふとしたきっかけで加筆修正して再版とかもありえなくはないかもしれません。
季刊セピアオペラ (きかんせぴあおぺら) -2006年 B5,20p〜30p
2006年8月 創刊(頒価 200〜300円)
小説「四堂の家」で書き溜めていた文章をあらかた吐きだしてしまったので、今後の活動に関しては小説をまとめて刊行…ではなく、との時々の制作物をベースに連載? のような形式で「ひとり会報」のようなものを作っていければいいな…と。
季報なのは、年に4回の「コミティア」を刊行ベースにしようと思っているからです。コミティア毎に新刊が(努力次第で)あるんですよ! 信じられません…
表紙をフルカラーにしてキャラや背景に関して資料気味に作画すれば、単行本的に小説や本にまとめるのとはまた違った価値が出せるのではないか? と思ったりしています。現在も刊行しながらスタイルを模索している最中。
※バックナンバーはwebブラウジング用のpdfをEVENTs.ページからリンクしています。刊行状況等も含めて、こちらをご確認ください。